東京 中野区 社会保険労務士/
社会保険労務士法人ヒューマン・アセット

ABE NEWS & TOPICS NO.135 2008/10

秋本番を迎えたと同時に米国大手証券会社・生損保会社、それに銀行といった金融機関の再編にまで及んだサブプライムローン問題。この影響で事業計画の見直しを余儀なくされるところも少なくないのでは。

10月から「協会けんぽ」がスタートしましたが、私ども実務家から見ると何のために何をせんとして新しい制度を導入したのか、まったく理解できません。旧来の制度のままでは、民間組織には移行できない、そこで無理やり「制度」のみをとにかく「民間」の形態をとりたい。そのために屋上屋を架すことをやってしまったとしか見えません。「協会」が抱える問題はこれから続々と出てくることでしょう。制度の変更ということからお話ししますと労働保険の年度更新の時期が従来の4月から来年度からは社会保険の算定基礎届の届け出時期と同時期の7月の届け出に変わります。実務上は労働保険の年度更新と社会保険の算定基礎届の準備作業方届出を同時に行わなければならなくなり、業務全般の見直しを始め、何とか乗り切る術を模索中です。

日中と朝晩の気温の差で体調を崩しがちです。体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さい。

山本公仁

人間は環境的条件で色々と変化するものです。たとえば、普段七の力しかなくても、どうしても必要に迫られた場合など、ふと十の力が出たりする。火事場の力と言われるものですが、火事場の状況たればこそ無意識に集中力が高まり力を発揮できたのでしょう。ですから、どんな業務にでも長期の目標はもとより、超短期、極端なこというと一日のうち一つの作業に対してでも時間的な目標を立てていく。それによりこうした方が早くできるのでは等改善の発想に繋がると考えられます。要は作業中心に考えるのではなく、集中できる環境にうまく身を置くことを重視することです。しかしながら、あまり張り詰め過ぎると持続できないので適度にこまめにブレイクを!

塩川敦

今回は最近読んだ本からお役に立ちそうな1冊、小室淑恵『ワークライフバランス 考え方と導入法』(2007.7日本能率協会マネジメントセンター)を紹介します。

著者は(株)ワークライフバランス社長で、ワークライフバランス施策導入のコンサルタントをされている方です。ワークライフバランスは「仕事と生活の調和」等と訳されますが、本書では特に女性の産前産後および育児休業に焦点をあてた施策の導入方法が紹介されています。休業というとどうしてもコストととらえられがちですが、新しい人事の戦略として積極的にとらえなおし、今後も続くと予想される人材難への対抗策として見直すべきと言う考え方に立っています。

今後の人事戦略を考える上でもヒントが詰まった1冊です。

伊藤修

10月は気候を始め、1年の中で変化のある月となっていますが、労働関係では最低賃金が変わる時期となっています。東京・神奈川では今回766円になり、それぞれ27円・30円ずつ増え、もうすぐ800円が最低賃金の日も目前にきております。この賃金はパートであろうとアルバイトであろうと全ての労働者に対応しなければなりません。この流れは欧米諸国との賃金格差を縮めようとする政策のためです。なお、この最低賃金の中には精勤手当、家族手当、通勤交通費などは含まれませんので注意が必要です。

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