労働保険の年度更新（保険料の申告･納付）も順調に作業が進み、保険料のお知らせ等の発送作業に取り掛かっているところで、もう少しで皆様のお手元に「納付書」が届きますので保険料の第1期分を5月20日までに郵便局か金融機関等でお納めください。

また、皆様からの賃金資料を整理していて、気がついた点がいくつかありました。
事業主の社員の方々への思いを伝えたいとの工夫が見られるもの、残業時間を1分単位で計算してあるもの、雇用保険料等の入力誤りがあるもの、保険料の控除開始時期に誤りがあるものなど。労働の対価である賃金額を明記してある「給与明細書」は、単なる数字の羅列であってはなりません。まずは正確な内容であること、それから会社の経営理念が少しでも盛り込まれているものであれば完璧なものになります。来年度(平成21年度)から、年度更新の申告時期が社会保険の算定基礎届と同時期になります。

4月入社の新卒社員が定着し会社の将来を担ってくれるかどうかは、入社1カ月あたりの社員教育によるところが大きいですので、意欲や能力を少しでも高める育成プログラムの導入をお勧めします。

保険料の還付金を振り込むので○○万円を指定口座に振り込んでほしいなどといった振り込めさぎにはくれぐれもお気をつけ下さい。

山本公仁

現在最強リーグと言われているイングランドのプロサッカーリーグ、プレミアリーグでマンチェスター・ユナイテッドがリーグ優勝を決めた。攻撃陣に抜群のタレントを揃えていることもそうだが、守備が充実している。欧州主要リーグの首位チームは全て各リーグ一番の堅守を誇るが、今季マンチェスターはその中でも随一だったと思う。守備が安定して攻撃がなお厚みを増す。確かに得点を取ることはアピールになるが、守備も同様に大切だし貢献度も高い。それぞれの役割を忘れず連動してこそチームは機能する。役割やチームバランス、会社においても同様では！？

塩川敦

今年3月より労働契約法が施行されました。労働契約や就業規則の扱いについて規定した新しい法律です。これまで労働基準法で明確でなかった部分を規定した法律ですが、すでに判例等で通説になっていた基準を明文化したもので、運用上変更になる規定はありません。ただし、これまであまり人の目に触れることのなかった基準が法律化されたことで、今後労働契約等に関する知識が一般にも広まってゆくことが予想されます。そこで、次回から労働契約と就業規則をテーマに数回に分けて考えてゆきたいと思います。

伊藤修

今年度の労働保険年度更新の申告に関して皆様からの賃金資料を頂き、集計を行いましたが、労働保険控除の率が前年のままの事業所様がまだ見受けられました。19年度から0.6％になっております。来月は社会保険算定基礎届の提出の作業が始まります。今度は4月から6月までの各月に支払った賃金資料を頂くことになりますのでご準備お願い致します。話は変わりますが、今週末長女が関西へ修学旅行に行きますが、昔と違い、見学も班別で好きなところへ計画して行くようです。また見学だけでなく、京菓子や友禅などを製作する体験ものもあり、修学旅行も様変わりしたようです。ただ、親の負担が少し増えているようですが・・・。