プロ野球のキャンプインの声を聞くと春もすぐそこまで。厳しい寒さももう少しの辛抱です。
全国健康保険協会(協会けんぽ)の保険料が3月分(4月納付分)より引き上げられる見通しで、それと各健康保険組合(組合健保)の保険料率の引上げも予定されております。改定(引上げ)の理由は、前者は保険料収入の減少、後者は保険料収入の減少に加え後期高齢者医療保険への拠出金の増大が主たる理由。保険料率の改定に伴い、健康保険料の保険料額が変更になります。給与計算をほとんどの事業所で機械計算か、外部委託機関へのアウトソーシングをしている現状を鑑み、変更後の保険料を被保険者毎の個別での内訳を希望する場合は、当事務所の塩川か、伊藤まで早めにご連絡いただけませんでしょうか。保険料のお知らせは、算定基礎届、月額変更届に関しましては従来同様、全被保険者毎、個別に保険料の内訳を作成し、お知らせする方法に変更はありませんが、不定期に保険料率の変更が行なわれた場合は、作成費用等のこともあり個別毎のお知らせの作成を希望する事業所のみとさせていただきます。
トヨタの海外生産で対応している車種のいくつかに不具合が生じ、リコール(無償修理)を余儀なくされている件など大事に至る前に何らかの予兆はあったはず。今回の事態を回避できなかったのか悔まれます。先月、労働保険料の保険料額が適性に申告されているかどうかでの会計検査院、労基署、労働局三者の合同検査に立会いがあり、決算書、毎月の源泉所得税の納付書、賃金台帳、給料計算データ類との付き合わせをするほどの厳しい内容のものでした。保険料の申告は自主申告が基本ですが、内容には誤りがないようにお願いします。
花粉の飛散が早くも始まっているようです。花粉症にはくれぐれもお気をつけ下さい。
塩川敦
少し前から「歴史」がブームのようです。高校の歴史の教科書を一般向けに編集しなおした本がベストセラーになるなど、最近なかった現象ではないでしょうか。ただ、戦国時代や幕末明治期ばかりがクローズアップされる傾向には疑問も感じます。一方で、大学で歴史を専攻したこともあり私は「歴史的に見る」ということには大きな意味があると思っています。人にしても企業にしても社会にしても、過去の経験や経緯の上に現在があるのであって、相手を理解しようとすれば、その表面に現れているものの裏側の歴史を見なければ本質はわからないと考えるからです。
伊藤修
前回のニュースにて社会保険庁が日本年金機構に変わったことは御連絡致しましたが、やはり組織が変わるといろいろと不具合が出てくるものです。健康保険組合に加入されている事業所様はあまり影響はないかもしれませんが、全国健康保険協会(旧政管健保)に加入されている事業所様の取得加入時の保険証発行が以前より遅れております。
現在、届出を提出するのは日本年金機構の年金事務所に取得届を提出し、その後データが全国健康保険協会に送付され、発行することになっております。
しかし、組織改編の影響で日本年金機構からのデータ送付がいろいろな確認作業により時間がかかっているようです。届出後おおよそ2週間前後で保険証が送られているとのことですが、それ以上の場合もあるようです。
したがいまして、社会保険加入の場合には早目の届出を行い、すぐに保険証が必要な場合には、保険証の到着までの証明書(資格証明書)の発行をしてもらうこともできますので御連絡下さい。また、退職の場合も同様です。
どうぞよろしくお願い致します。