東京 中野区 社会保険労務士/
社会保険労務士法人ヒューマン・アセット

ABE NEWS & TOPICS NO.129 2008/4

桜は今が見頃のこの時期、新しい制度もいくつか導入されますが、中でも75歳以上の人に適用される後期高齢者医療制度は、従来は保険料の負担がなかった人が、保険料負担の猶予期間はあるものの新たな負担を強いられることになり、該当する方にとっては相当の負担になることは間違いありません。昨年の今頃は労働保険料の申告書の発送が、国会審議の影響を受け大分混乱しましたが、今年は順調に作業が進んでいるようです。皆様のお手元には今月上旬、緑色の大きな封筒(申告書)が届きますのでしばらくはお手元に保管しておいてください。私か当事務所の職員が手分けして回収にお伺いします。その際、給与資料(昨年4月分~今年3月分まで)も一緒に回収いたしますので、お手数ですが事前にコピー等を準備しておいていただけませんでしょうか。

「ねんきん特別便」の照会の件では、各地の社会保険事務所は大変混雑しており、中には6時間待ちの所もあるとか。加入記録が漏れている人がいかに多いのか、改めて思い知らされます。

今年は例年になく花粉の飛散量が多く、花粉症に苦しめられている方にはお見舞い申し上げます。

山本公仁

「予期せざる成功・失敗にこそ革新の源がある」経営学者ピーター・ドラッカーの言葉です。あるプロジェクトで予測値より30%を超える利益をあげたとします。このプロジェクトは成功であったと言えますが、この「予期せぬ成功」にも必ず原因はあるのです。反対に失敗にも原因はあります。それらを検証し考え抜くことにより、自らが考えた計画を超えた現実を知り、創造の枠は広がります。そこに革新への新しい道筋が見えてきます。未来は新しい日記帳のように真白です。また個人の人智は限界があります。計画を実行し、それを検証・分析する(plan-do-see-analyze)経営学の基本が最も革新への近道ではないでしょうか。

塩川敦

先日のマクドナルドの訴訟以来、実際には労働法上の管理監督者にはあたらないのに残業代がない「名ばかり管理職」が問題視されています。行政の指導では、管理監督者であるためには、時間管理がされていないこと、経営と一体的な立場にあること、相応の待遇がされていることなどが判断基準とされています。しかし、従来行政の指導は大変ゆるく、基準の周知さえほとんどなされていない状態でした。「名ばかり管理職」の現状には行政の責任も重いと言えるでしょう。今後、立ち消えになったホワイトカラーエグゼンプションの議論が再燃することなども予想されますが、当面は残業代のない「管理職」の待遇が問題になります。賃金制度の見直しなどの必要があればご連絡下さい。

伊藤修

桜も満開となり、気分一新の時期となりました。皆様の会社でも新入社員が入られていらっしゃるところはフレッシュな雰囲気で仕事をされていることだと思います。先日、子供の躾で怒ると叱るの違いの記事が出ていました。私も子供には感情ばかりが先に出てしまい、怒ることばかりになってしまっています。このことは会社の中でも同じことだと思います。特に、最初が肝心だと思われる新入社員にはその後の仕事への熱意がこのことによって大きく変わってきますので、納得できるような叱り方をしていきたいところです。ただ、安易な甘やかしは禁物ですが・・・。ということを考えながら、改めて新年度の目標を子供と今週末に話をしようかと思っております。

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