東京 中野区 社会保険労務士/
社会保険労務士法人ヒューマン・アセット

ABE NEWS & TOPICS NO.177 2012/4

春分の日を過ぎてもなかなか暖かくならなかったのが、4月に入ると日毎に気温も上り、春真っ盛りである。前月号で全国健康保険協会(協会けんぽ)の保険料率が改定になったことをお知らせ致しましたが、今月支払分の給与から、改定後の保険料率で給与計算を行って下さい。

健康保険組合や国民健康保険組合に加入している事業所は、今回の保険料率改定の対象にはなっておりません。保険料率についてご不明な点がありましたら、当事務所 伊藤までご連絡下さい。

4月は労働保険料の決算の時期で(労働保険料申告書は5月下旬に各労働局から送付されてきます)賃金総額の集計作業に追われる毎日ですが、賃金資料等のご準備でお願いする場合は、私から個々のご担当者にご連絡させていただきます。

4月は入学・入社の時期ですが、能力や頑張りを正当に評価されない等の経験に幾度となく接すると思いますが、途中でなげ出すことなく、誰かが見守っていることを忘れず、初志を貫いてもらいたいものです。税と社会保障の一体改革ということで、消費税の税率を大幅に引上げる方向で作業が進んでいるようですが、消費税率の見直しの前に、社会保障の中身の議論、医療や年金を「保険」という制度で賄うのか、それとは別個の「保障」という新たな仕組みを構築するのかを議論すべきで、「保険」なのか「保障」なのかが曖昧のままにして結論を急ぐと、屋上屋を架することにもなりかねず、支出だけが際限なく膨らみかねない。

花粉の飛散は昨年よりは少ないようですが、季節の変り目は体調を崩しやすくなります。お体にはくれぐれもお気をつけ下さい。

塩川敦

先日、社労士のある集まりで外国人雇用の話題が出た際、日本人と外国人との一番の違いは「察する」ことができるかどうかだ、と言う人がいました。はっきりとした言葉にしなくても、相手の意図や気持を察することは日本人の特技であり美徳とするところです。
逆にあからさまな言葉遣いは、身も蓋もない、水臭いなどと敬遠されます。寅さんの「それを言っちゃおしまいよ」です。ただ、労使間のトラブルはこうした日本の文化が原因になっていると思えることもよくあります。「こんなこと言わなくたって当然わかってくれる」、つまり察してくれるはず、がなかなかそうならないことに双方の不満は鬱積していきます。それが何かのきっかけで表に出たとき、原因は単純でも、法律や感情まで絡んで簡単には解けなくなっているケースが労使では多いものです。「察する」ことのできる日本人の性格が悪いものとは思いません。ただ、一定の距離間の中で、言うべきことは言っておくことは重要だと思います。特に労使では、雇用契約がその最初の「言っておく」チャンスです。

伊藤修

桜の花も散り、やっと暖かくなって参りました。今年はG/Wに旅行に行く方が増加するとのことで景気の回復が見込まれます。しかし、私は前半の子供のサッカー観戦しか予定が決まっておりません。日帰りだけでもどこかに出かけたいとは思っておりますが…。さて、雇用保険料率が今月分から少し下がりましたが、雇用保険の加入条件は①31日以上の雇用が見込まれること②1週間の所定労働時間が20時間以上であること、となっております。この条件を満たす方で雇用保険に加入されていない方はいらっしゃいませんか。遡って加入することとなると書類提出や労働局の調査などで余計な労力をかけることとなります。また、離職時でのトラブルにもなる場合がありますので、再度御確認下さい。よろしくお願い致します。

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