東京 中野区 社会保険労務士/
社会保険労務士法人ヒューマン・アセット

ABE NEWS & TOPICS NO.183 2012/10

秋の日は釣瓶落しと言うように、日に日に日の入りが早くなり、また、気温の変化も顕著になります。体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さい。
皆様のお手元にはすでに届いていると思いますが、今年の社会保険の算定基礎届の届出を受けての「新保険料」は、10月に支給する給与から控除を開始して下さい。

第63回全国労働衛生週間のスローガンは「心とからだの健康チェック、みんなで進める健康管理」。「みんなで」とあるように、本人、職場、医療機関、家族等が一体となってよりよい職場環境の充実を目指すことを目標にしています。皆様方の所には、メンタルヘルス推進担当者は選任していますか。メンタル不調者の早期発見と適切な対応に向けての対策は講じていますか。心疾患を訴える労働者は年々増加しています。社内規程等との連動した内容で、具体策を講じる必要があります。

国民年金保険料後納制度を前月号でお知らせしましたが、早速にこの制度を利用した方がいらっしゃいます。この制度は恒久的な制度ではありません。時限立法で平成27年10月以降は利用できなくなります。この制度を利用できる方は利用することをお勧め致します。

当事務所の定期健康診断は毎年この10月に実施しています。昨年は誰も異常は見つからずに済みました。今年も全員何事もなく済んでくれたらと願うばかりです。
風邪気味の人を見かけます。お体にはくれぐれもお気をつけ下さい。

塩川敦

『絹と明察』という三島由紀夫の小説があります。戦後の労働争議事件である近江絹糸事件に取材した作品で、社長を父、社員を子と考えて家族的経営を実践する駒沢紡績の社長、駒沢善次郎が、「明察」の権化「岡野」の暗躍により、過激な労働争議を起こされ追い込まれていく、という内容です。昭和39年の作品ですが、当時すでに「古い」家族的経営が、アメリカから輸入された経営学の新しい知識と労働者の権利意識に敗北していく過程がスリリングに描かれています。ただ、この小説のラストは、最終的に勝利したのは本当はどちらなのか、含みを持たせるような意味深なものになっています。社員を家族と思う中小企業の社長がよいイメージで登場する最近の生命保険のCMを見て、この小説を思い出した次第です。

伊藤修

猛暑の夏は終わりましたが、突然来るゲリラ豪雨はまだまだのようです。先日も突然の雨に傘を差してもずぶ濡れとなりました。やはり日本も季節が無くなり、亜熱帯となっていくのでしょうか。さて、今月から東京都の最低賃金が850円となりました。パート・アルバイトの方でも850円未満の方はいらっしゃいませんか。今一度御確認願います。もし、いらっしゃれば今月より変更お願い致します。
先日ある事業所で労働基準監督署より始業時前からの立ち入りがあり、対応していたところ、早く出勤してきた社員に所長が掃除を頼んで時間外労働の割増賃金を支払いなさいと指導を受けました。ほんの何気ない発言だったのですが、時間外での指示命令となり、過去2年間に遡っての支払となりました。原則、着替えなど作業準備時間も労働時間に算入されますので御注意願います。
ところで、先月ランニング再開の話を致しましたが、再開後、代謝が上がり、身体の調子もより良くなって参りました。やはり身体を動かすことは必要だと改めて感じております。そして、来月は味の素スタジアムでの6時間耐久レースにグループで参加致します。これはタイムレースではなく、一人約10km強の1時間が割り当てですので、自分の割り当て分の完走を目指して走って参ります。

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