東京 中野区 社会保険労務士/
社会保険労務士法人ヒューマン・アセット

ABE NEWS & TOPICS NO.145 2009/8

東京は梅雨明けとは言うものの、曇りの日や降雨の日が多く、九州北部や山陰地方では大雨の被害が多発し、農業や地場産業への影響が懸念されます。

社会保険の算定基礎届も順調に作業が進んでおり、今月上旬までには届出を終了させる段取りでおります。算定基礎届の届出は単純に4月から6月までの報酬額を申告するだけの業務と考えて作業すると誤った内容で届出をしかねないこともあり、報酬の内訳、昇給、降給の有無と、いつから変更になっているかの改定月の確認、月給者なのか、時給者なのか、それともパート勤務者なのか等々を見極めたうえで届出をしないと正確な届出ができません。今回の届出にあたっては伊藤職員が中心になり、データの整理、届出用紙への転記を行ない、塩川職員は新しく導入したソフトウェアの対応と、連日夜遅くまで取り組んでくれました。給与の改定があった場合、賞与を支払った場合等は必ず当事務所までのご連絡をお願いいたします。

当事務所の夏休みは8月11日から16日までを予定しております。給与計算の受託事業所の皆様に対してはご迷惑のかからないように対応します。

今月30日は総選挙の投票日。各種の政策の行方が気になるところですが、暑さ厳しき折、お身体にはくれぐれもお気をつけ下さい。

塩川敦

先日お客様より美術展のチケットを頂戴し、早速行ってまいりました。今月はその紹介をさせていただきます。

1つ目は新宿の東郷清児美術館で7月5日まで開催されていた岸田劉生展です。岸田劉生は大正期に活躍した洋画家で、麗子像が有名です。今回の企画展は肖像画中心で、そのためにかえって初期の単なる写実から、年を経るに従い画家の個性が段々と強くなっていく画風の変遷がよく分かりました。西欧の影響から抜け出ようとする大正時代の自由な雰囲気の一面を見たように思います。

もう1つは世田谷美術館で今月末まで開催されているメキシコ20世紀絵画展です。多くの画家の作品が出ていましたが、1910年代のメキシコ革命を経験した世代の画家の作品は特にメッセージ性が強く、切実な印象を受けるものが多かったように思います。それは、貧困と近代化、また「メキシコ的なるもの」へのこだわりの中で必ずしも明るくはない、多少なりとも屈折した主張のように見えました。また今回の展示は内装も「メキシコ的」な色調に統一され、その雰囲気を味わえたと思います。

この場をお借りしてチケットをいただいた皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。

伊藤修

やっと長い梅雨が終わり、夏の猛暑到来(?)でこれからが夏本番の季節となります。
私も夏の暑さに負けないよう心身ともに気をつけ、乗り切りたいところです。

阿部事務所の今年は春先にベテラン職員であった山本氏が退職し、3月末には期間雇用者の大量離職に伴う手続きの増加、その後の労働保険申告業務、社会保険定時改定業務と慌しい日々を過ごして参りました。皆様方も昨年までとは違う今年前半ではなかったでしょうか。世の中の景気動向についてもいろいろな憶測が流れ、先がまだまだ見えない状況です。

さて、雇用情勢が厳しいと言われる中、皆様方でも今年採用をされている事業所様はたくさんありました。ただ、その方々の退職も今年は多かったように思います。これは採用される側と採用する側との思惑の違いが相当あるのではないかと思います。90年代より成果主義となり、即戦力となる人が求められてきましたが、今の御時世、企業で育てる余裕もなく、また自分自身で経験を積む時間もない時代です。やっと政府も教育訓練に力を入れようとし始めています。今後の日本の産業を継続していくためにも先を見据えた政策を次期政権にはしていって欲しいものです。

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