東京 中野区 社会保険労務士/
社会保険労務士法人ヒューマン・アセット

ABE NEWS & TOPICS NO.137 2008/12

早いもので師走。いつもこの時期になりますと皆様方へのお礼と感謝の気持で一杯になります。
今年も無事に年を越すことができそうです。これも偏に皆様方のご支援があればこそと改めて御礼申し上げます。

今年8月に社会保険労務士試験があり、その結果が前月に発表され、当事務所の

山本公仁
伊藤修

の両職員が合格したことを報告させていただきます。2人とも仕事と試験勉強を両立させ、合格することができました。

年明け後の予定としては協会けんぽ加入事業所の保険証の差替えが1月下旬ごろから順次始まり、総選挙の行方も気になるところですが、労働基準法の改正(今回の主要な改正点は時間外労働に対する割増率の見直し)、算定基礎届と労働保険の年度更新の同時期提出と新しい制度や法令の見直しが予定されています。環境の変化に柔軟に対応できる所内の体制を図っていくことにします。新年早々より新しい陣容での布陣も考えています。

12月29日より1月4日までは年末年始のお休みとさせていただきます。

今年1年本当にお世話になりました。来年もよろしくお願い致します。

良いお年をお迎え下さい。

山本公仁

映画「私は貝になりたい」を見ました。戦争とその後のBC級戦犯処理で、主人公が運命に翻弄され家族と引き裂かれる話です。或る時代に生れていれば幸だ不幸だと言ったりしますが、あくまで運・不運は物事の表裏にすぎなく、今を一所懸命に生きて生きて生き抜くことが肝要で、また、自分は運が良いと思い込む方が明るくて良いのではないか。と百年に一度の大不況に遭遇して、不運だと思っていた私の顔を上げさせてくれる契機となりました。Yes,we can!

塩川敦

今月はまた書籍を1冊ご紹介します。
五十嵐仁『労働再規制』(08.10ちくま新書)です。近年の労働政策の推移を検証したもので、労働政策決定における規制緩和派と再規制派の攻防がスリリングに描かれています。規制緩和派は小泉改革の続行を唱える政治家、アメリカ型経済を目指す経営者、経済学者などです。再規制派は小泉政権で「抵抗勢力」と目された政治家や官僚、労働組合です。著者のスタンスは後者ですが、汎用的な労働者のキャリア開発が伴うのであれば前者の言う労働市場の活性化も必要なように思えます。ただ、最近の労働問題の頻発や格差の進行を受け、これまでの規制緩和一辺倒の情勢が変化したことは確実です。
今後の人事戦略を考える上でも示唆に富む一冊です。

伊藤修

最近、以前にお辞めになった方の離職票を発行することが多くなっております。特に短期間の就業で退職時には不要だったのでしょうが、その後の就職でも1年未満で退職されますと、その離職票だけでは失業保険の受給資格がなく、その前の離職票も必要になります。したがって、その2枚の離職票で受給資格が発生することとなるので、そのような事例が多発しているのだと思います。

ハローワークに行き、受給資格が足りないと案内され、その前の短期間就職で雇用保険に加入していなかった方も遡って加入する例も出ております。その場合は労働保険料を遡って支払わなければならないこともあります。

また、労基署や職安からもいろいろ詮索されることにもなりかねません。雇用保険は原則1週間で20時間以上就労する方は加入しなければなりませんので、くれぐれも注意が必要です。

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