東京 中野区 社会保険労務士/
社会保険労務士法人ヒューマン・アセット

ABE NEWS & TOPICS NO.136 2008/11

深まりゆく秋、北国からは初雪の便りが届く頃となりました。

当事務所には色々な相談や問合せが毎日のようにあります。
その中で、皆様方のご参考になるようなものを二つ程挙げておきます。

一つは、給与体系を見直したことに伴う月の稼働日数が減ってしまい、日給制で勤務している人から、受取る給与が減ってしまうので、不利益変更ではないのかということを言われているが、どのように対応したらよいのかという質問です。
会社は、従業員の健康管理の面から労働時間の削減に踏み切ったという事情があり、この場合は給与体系の変更に合理的な理由があると判断し、日給者に対し、給与額の補償は行う必要はないと申し上げました。

二つ目は、定期健康診断の結果に対しての取扱いで、会社の対応を求められ、これに対しては、労働契約法に使用者の「安全配慮義務」が定められておりますので、診断結果を会社に保管しておくだけでは不充分で、要再検査等の異常が見つかれば、再検査等を勧める等して、社員の健康管理にも配慮しなければなりませんということを答えておきました。予測できるリスクは回避するのが賢明です。給与計算受託事業所に対しては、年末調整関連帳票類の送付、途中退職者への源泉徴収票の送付と例年どおり対応致します。

明け方など冷え込んできました。風邪にはくれぐれもお気をつけ下さい。

山本公仁

「たらいの水と一緒に赤ちゃんまで流すな」という諺が米国にあるそうです。不要なものと一緒に肝心なものまで捨ててしまうことを諫める例えですが、未曾有の世界不況という外部環境の中で、経営上様々な合理化をすすめざるをえなくなる時もあります。しかし、一時的な財務体力の回復の為に取捨選択を誤ると、組織としてのバランスを失いかねません。合理化を正しく図るために、今一度細部の仕事や活動まで抽出し、それらを理解し戦略をもって再構築することが次代に適した経営環境の整備になると思います。細部のささいな変化でも、積もれば革新へと繋がるでしょう。Yes, we can.

塩川敦

先日クラシックのコンサートに行ってまいりました。チャイコフスキーの5番という曲です。あまり良い席は望めなかったのでP席という一番安価な席をとりました。オーケストラを後ろ側から聴く席なので音がくもって聞こえるのと、自分も見られているようなちょっと落ち着かない席です。ただ、オーケストラをいつもと違った位置から見られます。距離もかなり近いので指揮者の顔もはっきりと見え、また目を凝らせば演奏者の楽譜の書き込みなども見えます。これはこれで臨場感があり、最後の曲などは圧倒されるような迫力でした。芸術の秋にちょっと良い経験ができたように思います。

伊藤修

先週、次男の七五三参りで高幡不動に行って参りました。最近時節の行事が減り、子供も減少している中でもほぼ必ず行われているものではないでしょうか。さて、その際、お坊さんが子供たちに「今日はお家の人にありがとう。」と感謝の意を表すよう話しており、子供たちも神妙に聞いておりました。なかなか家庭での躾がままならない現在、挨拶の大切さを教えるには、ひとつの機会ではないかと思います。また、子供だけでなく、私自身大人でも改めて考えるきっかけとなるので、今後も時節の行事を大切にしたいと思った七五三でありました。

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